こんにちは! 株式会社齋藤鑑識証明研究所代表の齋藤健吾です。
さて、今回のテーマは「モノに付着した指紋はどれくらい残るのか!?」です。弊社のホームページでも指紋の知識を掲載していますが、「指紋がいつまで残っているか?」はアクセス数が多いです。みなさん、興味があるところだと思いますので、詳しく説明していきます。
1 なぜ指紋がものに付着するのか?なぜ、モノに触ったら指紋が付着するのでしょうか? それは、指に「指紋分泌物」が付いているからです。「指紋分泌物」のように専門用語で説明すると難しく聞こえますが、要するに「汗」のことです。
指紋分泌物の成分にどんなものが含まれているかは、以下のとおりです。

私が指紋の付着を説明するときは、ハンコを例にお伝えしています。指に刻まれている指紋の形がハンコの印面であり、指紋分泌物が無職透明な朱肉のようなものと仮定します。そうすると、指でモノに触るということは、その部分にハンコを押していることと同じになるので、指紋はモノに付着するのです。
しかし、指がカサカサと乾燥していると、朱肉が付いていないハンコのようなものなので、モノに触っても指紋が残ることは……
会員登録(無料)が必要です
これより先は会員専用コンテンツです。ログインまたは会員登録が必要です。
(2025年12月29日公開)
