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【第3回】当番弁護で接見した被疑者から、私選を依頼されました。着手金などの金額に上限はありますか?


【解説①】私選の刑事弁護を受任する場合、着手金及び報酬金の金額について、上限は定められていません。

 もっとも、単位会によっては、当番弁護からの私選受任の場合には、一定の目安金額を上回る金額での受任の場合には、所属弁護士会に報告する義務が定められている可能性がありますので、受任の際には注意しましょう。

 例えば、東京三会においては、当番弁護からの受任の場合には目安金額が定められており、当該金額を超える金額での契約の場合、所属弁護士会への報告が必要になります。詳細は、『当番弁護士マニュアル〔本文編〕』(東京三会刑事弁護センター編、2018年6月)20頁を参照してください。

 

【解説②】東京三会において上記金額を超える場合、「契約に関する報告書」(前掲『当番弁護士マニュアル〔資料・書式編〕』書式6)の提出を求められます。

 報告書には、事件の概要と目安額を超える理由を記載することが求められます。目安額を超える金額で受任する場合には、事件の難易度・弁護活動の内容・依頼者の資力等から、目安額を超えるとしても相当な契約内容である旨を記載しましょう。


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