5月28日、再審制度を見直す刑事訴訟法改正案が審議入りした。衆議院本会議で、高市首相の趣旨説明と質疑が行われた。内閣提出の「刑事訴訟法の一部を改正する法律案」と西村智奈美君外3名提出「刑事訴訟法の一部を改正する法律案」(再審議連案)の両案が一括して議題とされた。
5月29日、衆院法務委員会で、その両法案をめぐり、参考人意見発表と質疑が行われた。参考人として池田公博・京大大学院教授、葛野尋之・青山学院大教授、上谷さくら・弁護士、そして鴨志田祐美・弁護士の4人が立った。
以下では、質疑応答前の参考人の意見報告のうち、鴨志田弁護士と葛野教授の意見陳述原稿を掲載する。
なお、時間の制約から、衆議院法務委員会においては割愛された部分も含まれている(刑事弁護オアシス編集部)。
⑴ 私の経歴
みなさま、弁護士の鴨志田祐美と申します。
本日は大変貴重な機会を賜り、厚く御礼申し上げます。私は2002年11月に司法試験に合格し、2004年に鹿児島県弁護士会に登録、その後2021年から京都弁護士会に所属しております。
司法修習生として配属された事務所が、鹿児島の著名再審事件である大崎事件の、当時の弁護団長の事務所だったご縁で、弁護士登録直後から現在に至るまで、約22年間にわたり再審弁護活動に携わっております。
⑵ 再審法改正への取り組み
また、静岡地裁で袴田巖さんに再審開始決定が出されたことを契機として2014年に日弁連に……
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(2026年06月05日公開)
