
切り絵:高橋繁行作
8月9日、第6回夏のオンライン高校生文学模擬裁判交流大会が、龍谷大学札埜研究室・オンライン高校生文学模擬裁判交流大会実行委員会の主催で開催される。現在、その参加校を募集している。参加校が6校に達した時点で締め切られる。今回の文学作品は、松本清張『相模国愛甲郡中津村』と『不運な名前』である。
この大会のねらいは、募集要綱によると、つぎの3点である。
①人間や社会への眼差しを深める文学模擬裁判を味わう機会を提供する。②文学模擬裁判に取り組む高校生の交流を図る。③18歳からの裁判員を見据えつつ、勝敗だけでなく、教材の持つテーマについて参加者全員が対話して市民性を養い、問題意識を深める場とする。
参加校確定後、主催者から教材及び具体的なルールや実施方法が配信されるので、参加校は争点についての立証・弁護方針を定め、証人尋問・被告人質問の準備をする。
主催者によって、模擬裁判を行うにあたり必要事項を学ぶ機会を設けられるので、模擬裁判初心者でも、安心して参加できる。詳しくは、募集要項を参照。
参加校は8月2日(日)までに出場選手名(チームメンバー名・役割)を主催者(札埜)まで連絡する。
大会委員長の札埜和男・龍谷大学教授は、本大会についてつぎのように語る。
「教材のモチーフは松本清張『不運な名前』と『相模国愛甲郡中津村』の2冊です。被告人は近代国家になってから起きたゲルマン贋札事件の冤罪被害者と考えられる熊坂長庵がモデルです。教材は第4回オンライン高校生模擬裁判選手権のリメイク版になります。18歳裁判員時代に対応した主権者教育を意識し、3回ほどの事前講義ではアメリカなどで行われているシティズンシップ教育を参考にした内容を行います。科研費基盤研究(C)領域番号25K06287「文学を題材とする日米の模擬裁判を活用した18歳裁判員教育に有効なメソッドの開発」の助成を受けています。
ねらいとしては、あまりなじみのない『通貨偽造罪・同行使罪』(刑法148条)について有罪か無罪かを争い、通貨が持つ強制通用力および社会の信用の意義を考えつつ、お金を通して人間について深く思考を巡らせ、検察・弁護の双方の立場から事件について議論を深める機会とするところにあります」。
◯テーマ:第6回夏のオンライン高校生文学模擬裁判交流大会
◯日時:2024年8月9日(日)9:30~17:30(予定)
◯場所:オンライン法廷:札埜研究室および各自宅、学校(ZOOM)
◯募集要項:こちらからダウンロード
◯申込締切:6月30日(火) *6校に達した時点で締切
◯参加費:無料
◯当日の試合予定時間:
9:30~11:30 第1試合
(休憩50分)
12:20~14:20 第2試合
(休憩25分)
14:45~16:45 第3試合
17:00頃 講評、振り返り交流、成績発表、表彰式
*試合状況により、時間変更の可能性あり。
◯問い合わせ先:
〒600‐8268 京都市下京区七条通大宮東入大工町125−1
龍谷大学大宮キャンパス西黌129号室札埜研究室宛
TEL:075-343-3326(研究室直通) E-mail:fudafuda@let.ryukoku.ac.jp
◯主催:龍谷大学札埜研究室・オンライン高校生文学模擬裁判交流大会実行委員会
◯後援:一般社団法人刑事司法未来、龍谷大学法情報研究会、京都教育大学附属高等学校模擬裁判同窓会、株式会社TKC、刑事弁護オアシス
(2026年06月26日公開)