８月25日、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウの主催で行われたウェビナー『みんなで獲得した「不同意性交等罪」～次の一歩へ』がWeb上で一般公開された。

　周知のとおり、2023年７月13日、性犯罪の規定を見直す改正刑法が施行され、従来の強制・準強制性交罪などが一本化されて、新たに「不同意性交等罪」へと罪名が変わった。

　この改正には、2019年の４件の性犯罪事件無罪判決をきっかけに全国で広まっていったフラワーデモや#MeToo運動、そして被害者に寄り添った多くの団体や個人による様々な活動が大きく寄与した。

　「同意のない性交は犯罪」であることが法律名にも明確に示されたことで、被害者の落ち度が責められる文化が終わり、加害者がきちんと罰せられる世の中へとシフトしていくことが今後に期待されいると同団体は高く評価している。

　ヒューマンライツ・ナウは、2023年８月８日、今回の改正刑法の成立を記念して、ウェビナー『みんなで獲得した「不同意性交等罪」～次の一歩へ』を開催し、今回の改正による成果と今後の課題について報告した。そのすべてをWeb上で公開しているので、「不同意性交等罪」の立法経過や条文の構造などを理解することができる。

○ウェビナー視聴リンク： https://youtu.be/cTEnjQ0yGDw

○イベント名：ウェビナー『みんなで獲得した「不同意性交等罪」～次の一歩へ』（2023年８月８日Web開催）

○プログラム：司会／寺町東子（弁護士）
　１　挨拶とお礼………伊藤和子（弁護士）
　２　刑法改正で獲得したこと………中山純子（弁護士）× 伊藤和子
　３　今後の課題
　　・附帯決議………雪田樹理（弁護士）
　　・５年後の見直し………後藤弘子（千葉大学法科大学院教授）
　４　ゲストからのコメント＆メッセージ………小川たまかさん、笛美さん、山本和奈さん、石田郁子さん、山本潤さん、能條桃子さん、福田和子さん、Speak Up Sophiaさん
　５　質疑応答

（2023年08月31日公開)