9月17日・24日、龍谷大学犯罪学研究センター が、「和歌山カレー事件と『鑑定不正』」に関する公開研究会をオンラインで開催


 龍谷大学犯罪学研究センターは、2021年9月17日(金)・24日(金)の両日にわたって「和歌山カレー 事件と『鑑定不正』」に関する公開研究会をオンラインで開催する。

 和歌山カレー事件で、犯人と疑われた林眞須美さんは、1998年12月29日、和歌山地方裁判所に起訴され、2002年12月11日、殺人・同未遂・詐欺・同未遂の8つの公訴事実で有罪となり、化学分析による鑑定を根拠に、死刑の判決を受け、2009年4月21日、死刑判決が確定した(現在、再審請求中)。

 裁判では、殺人に使われたとされる凶器の亜ヒ酸と被告人関連の亜ヒ酸とが「同一」かどうかが争点となった。河合教授は、これらの裁判で採用された証拠の科学鑑定が、正しいかどうかをチェックする作業の中で多くの「鑑定不正」を発見した。河合教授は、この程出版した『鑑定不正——カレーヒ素事件』の中で、その点を余すことなく展開する。

 今回の研究会は、河合教授自身から新著の意図やカレーヒ素事件における鑑定問題についてお話しいただくいい機会である。

○河合潤教授(京都大学大学院工学研究科)に聞く:和歌山カレー事件と『鑑定不正』〜裁判官は科学者の不正を見抜くことができるのか?〜

河合潤教授プロフィール
 世界的な分析化学の研究者。東京大学工学部合志陽一教授の研究室で科学者としてのトレーンングを積み、同大学院で博士号を取得。同大学生産技術研究所の教務技官・助手、理化学研究所基礎科学特別研究員を経て、1993年に京都大学工学部助手。同大学助教授を経て2001年から教授。数々の学術賞を受賞するほか、国際学会からの招待講演も多い。
 なお、科学鑑定についての論文として、「連載 鑑定不正の見抜き方」(季刊刑事弁護84号〜89号、92号)、「自白させるための虚偽鑑定―さらに見つかった和歌山カレーヒ素事件の鑑定不正」(同98号)などがある。

○第1回研究会「河合潤『鑑定不正』の紹介」2021年9月17日(金)18:00〜19:30

○第2回研究会「河合潤、読者の質問に答える」2021年9月24日(金)18:00〜19:30

○会場:オンライン(Zoom)

○参加費:無料。

○お申込み:下記Webより事前登録制
 https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-9184.html

○申込期限:各開催当日の17:30まで

○問い合わせ先:crimrc2016@ad.ryukoku.ac.jp(代表メールアドレス)

○主催:龍谷大学 犯罪学研究センター

○共催:(一社)刑事司法未来

(2021年09月17日公開)


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