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12月12日、袴田事件の支援団体が〈検察の即時抗告取下げ〉を求めて、集会開催


 12月2日、袴田事件第2次再審請求審の差戻審で、袴田さんの弁護団と検察の双方が最終意見書を東京高裁に提出し、5日に最終意見陳述が行われた。今年度中にも高裁の判断が下される見通しである。

 これに先立って、11月1日、検察が独自に実施していた「5点の衣類」に関する味噌漬け実験の最終観察が行われている。

 東京高裁での争点は、味噌に漬けた血痕が黒く変色する科学的なメカニズムの解明で、弁護団はすでに実証実験によって、赤血球の酸化による化学変化が変色を導くことを解き明かしている。検察の実験によって、1年以上味噌漬けされた血痕に赤みは残らないことが裏付けられ、犯行着衣とされた「5点の衣類」は捏造証拠であり、袴田巖さんの無実が改めて立証されたと、弁護団は力説する。

 袴田巖さんは来年3月に87歳。姉・ひで子さんは2月に90歳になる。支援団体は二人の命があるうちに再審無罪を実現するためには一刻の猶予ないとして、検察が即時抗告を取下げて再審開始が実現するよう、集会を開いて訴える。

○テーマ:袴田巖さんの再審開始を求める集会

○日時:12月12日(月)正午〜 

○場所:衆議院第2議員会館 多目的会議室

YouTube生配信もある → bit.ly/hakamada1212
(開催日以降も録画映像閲覧可)

○プログラム
・報告………袴田事件弁護団
・訴え………日本ボクシング協会袴田巖支援委員会/袴田巖死刑囚救援議員連盟/桜井昌司/青木惠子/菅家利和/石川一雄/周防正行/やくみつる/西村カリン/木谷明/鴨志田祐美 他

○参加費:無料

○主催:袴田巖さんの再審無罪を求める実行委員会
 構成団体:アムネスティ・インターナショナル日本/日本国民救援会/日本プロボクシング協会袴田巖支援委員会/袴田巖さんの再審を求める会/袴田巖さんを救援する清水・静岡市民の会/袴田巖さんを救援する静岡県民の会/浜松・袴田巖さんを救う市民の会/無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会

○問合せ先:アムネスティ・インターナショナル日本 E-mail:info@amnesty.or.jp
      日本国民救援会 TEL:03-5842-5842(瑞慶覧〔ずけらん〕)

(2022年12月08日公開) 


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