
産業用大麻(ヘンプ)は、古くから日本人の暮らしや文化を支えてきた植物であり、近年では環境・産業・健康分野において世界的な注目を集めている。一方で、日本では大麻に対して厳しい規制をする法制度や社会的イメージの影響もあり、麻について総合的かつ体系的に学ぶ機会は決して多くない。
本セミナーでは、研究者、作家、麻農家、法律家など、それぞれの分野で第一線で活躍する専門家を講師に迎え、文化・産業・環境・健康・法制度という多角的な視点から麻を学ぶ。麻という植物を通して、持続可能な産業のあり方、人と自然の関係、地域社会の未来、そしてこれからの時代に求められる価値観を考える。
さらに、10月24日(土)にはオンラインセミナー全4回を受講された方のみを対象とした「ヘンプ畑 実地視察セミナー」を企画している。
座学のみならず、実際の生産者による説明付きの視察で、本セミナーの講師陣が同行する。講師にも直接質問ができる貴重な機会である(応募には条件があるので、申込みに際して《注意事項》を参照)。
◯テーマ:麻のプロフェッショナルに学ぶ「ヘンプを通して持続可能な産業のあり方を考える」オンラインセミナー 全5日間
◯日時:2026年10月1日 (木)、8日(木)、15日(木)、 22日(木) 各回とも18時~19時30分、24日(土)13時(現地集合)~16時(解散)
◯開催場所:Webによるオンライン
・配信形式 Zoom(10月24日のみ対面開催)
◯定員:オンラインセミナー/30名、リアルセミナー/10名
◯参加費:
・オンラインセミナー各1回/11,000円(税込)
・全4回一括(割引)/40,000円(税込)
・リアルセミナー(実地視察)/オンラインセミナー4回受講者対象/22,000円(税込)
◯申込み方法:以下から申し込む。
https://peatix.com/event/5062647
その際、《注意事項》をよく読んでください。
◯申込み締切り:各回とも開催日の3日前まで
◯講座内容(一部内容が変更となることがある):
・各回1時間30分(1時間講義/30分質疑応答)
【Day1=10月1日】
・講師:赤星栄志(日本大学生物資源科学部研究員、環境科学博士)
「日本でも始まる大麻草の品種登録・育種・地域産業の展望──品種登録を目指したオリジナル品種の作り方」
【Day2=10月8日】
・講師:長吉秀夫(ノンフィクション作家)
「日本でヘンプはなぜ進まないのか──閾値問題・部位規制・ヘンプビジネスの現在地」
【Day3=10月15日】
・講師:石塚伸一(龍谷大学名誉教授、弁護士)
「新大麻取締法と刑事司法の今──大麻施用罪は、機能しているか?」
2024年12月の新法施行により、大麻は「麻薬」になった。「施用」は犯罪になり、これまで5年以下の懲役だった所持は、7年以下の拘禁刑へと変わった。警察官の職務質問で見つかり、尿検査で陽性になると10年6月以下の拘禁刑となる。取締りの現場は混乱し、訴追や裁判も揺れている。最新の情報を提供し、みなさんと一緒に考える。
【Day4=10月22日】
・講師:張ヶ谷毅(麻農家、大麻研究栽培者)
「産業用ヘンプの可能性への探究と実践」
栽培した麻をどのように活かすか? 畑で収穫した茎を繊維やチップに加工する手法や技術に関する実践を動画を見ながら伝え、ヘンプの可能性を一緒に考える。
【Day5=10月24日】
・ヘンプ圃場視察セミナー(全4回セミナー参加者のみ申込み可。申込みに際し簡単な審査あり)
ヘンプを「知る」から、「体感する」へ。生産者の案内と講師陣の解説で、フィールドを歩きながら学ぶ。
・場所:北関東某所(申込みの方にお知らせする)
・時間:13時(現地集合)~16時(解散)
◯主催:かんな研究所教養部
◯問合わせ先: kanna.studylab@gmail.com
(2026年09月02日公開)