11月20日、再審法改正をめざす市民の会 第1回院内学習会を開催


 11月20日(水)、「再審法改正をめざす市民の会」は、映画監督の周防正行さんとジャーナリストの江川紹子さんを招いて、衆議院議院会館で院内学習会を開催する。これに先立つ10月4日、日本弁護士連合会は第62回人権擁護大会(徳島市)で、「えん罪被害者を一刻も早く救済するために再審法の速やかな改正を求める決議」を全会一致で採択している。

 同決議では、日弁連は「えん罪被害者の声に真摯に耳を傾け、引き続き再審支援活動を行うとともに、在るべき再審法の改正に向けて全力を挙げて取り組む」ことを決意した。そして、えん罪被害者を一刻も早く救済するためにつぎの2点を国に対して求めている。①再審請求手続における全面的な証拠開示の制度化、②再審開始決定に対する検察官による不服申立ての禁止を含む再審法の改正。

 院内学習会では、この人権擁護大会の報告などもあるので、この機会に、再審事件や再審法改正の動きを的確の知ることができる。

 なお、再審法改正をめざす市民の会は、今年5月に、無実の人が誤判から救済されるための再審ルール作りを目的として、えん罪被害者、市民、弁護士など法曹関係者が結成したものである。当面の課題として、①再審のためのすべての証拠の開示、②検察官の不服申立ての禁止、③再審における手続きの整備——の3項目を掲げる。

○日時:2019年11月20日(水) 正午から13時

○会場:衆議院第1議院会館B1 第6会議室

○プログラム:

【講演】

ジャーナリストから見た再審制度の問題………江川紹子(ジャーナリスト)

【報告】

大崎事件最高裁決定と再審法改正………鴨志田祐美(大崎事件弁護団事務局長)

日弁連人権擁護大会の報告………西嶋勝彦(人権擁護大会第3分科会実行委員会委員長)

【各界からの発言】、【国会議院からのご挨拶】、【冤罪犠牲者の会の訴え】ほか

○連絡先:再審法改正をめざす市民の会
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-26-12
高田馬場ビル405号室 桜井司法研究所気付 FAX 03-6278-9798
https://www.rain-saishin.org/ Eメール:info@rain-saishin.org/
担当:瑞慶覧(ずけらん) Eメール:zuke@kyuenkai.org
 携帯:090-2428-9153

(2019年11月06日公開)


こちらの記事もおすすめ