9月16日、CALL4正式リリース4周年記念イベントin 東京『社会を変える公共訴訟 〜声をあげる、みんなで支える〜』を開催


 日本初の“公共訴訟”ウェブプラットフォームCALL4(コールフォー)は、この秋、正式リリース4周年を迎える。そこで4周年を記念して、社会課題の解決をめざす公共訴訟を「知って」「交流する」イベントを全国3都市で開催する。

 先陣を切って、9月16日(土)に開催する東京イベントでは、「社会を変える公共訴訟〜声をあげる、みんなで支える〜」をテーマに、あきらめずにこの社会を変えようと声を上げる人たちや、それを支える人たちの声を聞き、音楽を楽しみ、エスニックフードを片手にみんなで語る場を提供する。

 なお、同イベントは、京都では9月23日(土)、名古屋では10月8日(日)にそれぞれ開催される。

○イベント名:社会を変える公共訴訟〜声をあげる、みんなで支える〜

○日時:2023年9月16日(土)14:30〜

○会場:アレイホール(東京都世田谷区)

○参加無料・事前予約制(定員に達し次第、チケット予約は締め切る)

○チケット申込みに関するお問い合わせ:Peatixコールセンター 0120-777-581(10:00〜18:00)
 ・申込み後、Peatixからメールが届くので、確認が必要。
 ・キャンセルは受付けていない。
 ・寄付つきチケットお支払いはクレジットカード、コンビニ払い、銀行振込等の前払い。
 ・関係者の新型コロナウィルス感染症罹患等のやむを得ない理由で、開催を延期または中止する場合は、peatixのメッセージ機能を使って案内。

○プログラム:

【オープニングJazz Live】14:30〜15:40(開場14:15)
 NYで活躍するジャズトリオによるジャズ生演奏を、ドリンクを飲みつつゆったりとお楽しむ。
 ・演奏者………二見勇気(ピアニスト)、Zack Auslander(ギタリスト)、粟谷 巧(ベーシスト)

【開会挨拶&公共訴訟ムービー上映】15:40〜15:55

【トークライブ第1部:私たちが法廷に立つ理由】16:00〜17:00
 社会問題に対して原告として声をあげた3人を招いて、そこに込められた思いや原告になってみての気づきなどを伺い、ディスカッション。YouTubeライブ配信あり。
 ・登壇者………今井絵里菜(神戸石炭訴訟・元原告)、中村涼香(立候補年齢引き下げ訴訟・原告)、ロッシェル・カップ(神宮外苑訴訟・原告)
 ・MC………安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

【交流パーティ①】17:00〜17:45
 エスニックフードやドリンクを販売予定! 来場の皆さんやゲスト、CALL4メンバーとで交流タイム。

【第2部イントロダクション】17:45〜18:00
 谷口太規(CALL4代表/弁護士)より、4周年を迎えるCALL4の現在地とこれからについて報告。

【トークライブ第2部:私たちが公共訴訟を支援する理由】18:00〜19:00
 さまざまな形で訴訟を支援する人たちからのビデオメッセージを上映後、公共訴訟に市民の持つ力を結集することで社会を変えていける可能性についてを語る。YouTubeライブ配信あり。
 ・登壇者………荻上チキ(評論家/ラジオパーソナリティ)、浜田敬子(ジャーナリスト)

【交流パーティ②】19:00〜21:00
 エスニックフードやドリンクを販売予定! 来場の皆さんやゲスト、CALL4メンバーとで交流タイム。会場は入退場自由。

○主催:認定NPO法人CALL4

○内容等に関するお問い合わせ・取材依頼
 認定NPO法人CALL4 Email: info@call4.jp Tel: 080-7006-4171

○登壇社のプロフィール

【トークライブ第1部】
今井絵里菜(神戸石炭訴訟・元原告)
 再エネ事業会社に勤務する傍ら、気候変動対策の強化やエネルギーシフトの実現に向けた活動を続ける。国連の気候変動に関する会議への参加を機に、国内のエネルギー事情に危機感を覚え、若い世代として政策提言や気候ストライキ・マーチの運営を行ったほか、2018年11月提訴の神戸製鋼石炭火力発電所をめぐる行政訴訟に原告として関わった。

中村涼香(立候補年齢引き下げ訴訟・原告)
 2000年長崎生まれ。上智大学在学中、高校時代から被爆地長崎を拠点に核兵器廃絶を求める平和活動に参加。2021年に「KNOW NUKES TOKYO」を設立し、「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」パートナーとして核兵器禁止条約を推進する。今年7月、若者の政治活動に対する抑圧を訴え、ほか5名の原告とともに立候補年齢引き下げ訴訟を提訴。

ロッシェル・カップ(神宮外苑訴訟・原告)
 アメリカと日本を中心にグローバル人材育成、リーダーシップ、異文化コミュニケーション、組織活性化を専門にする経営コンサルタント。著書に『英語の品格 』(インターナショナル新書)ほか多数。神宮外苑再開発計画の見直しを求めるオンライン署名活動で21万筆以上を集め、今年2月に提訴した神宮外苑訴訟では原告団長を務める。

MC|安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
 認定NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)フォトジャーナリスト。同団体の副代表。東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。

【トークライブ第2部】
荻上チキ(評論家/ラジオパーソナリティ)
 1981年兵庫県生まれ。評論家。メディア論を中心に、政治経済、社会問題、文化現象まで幅広く論じる。TBSラジオ「荻上チキ・ Session」メインパーソナリティ。NPO法人「ストップいじめ! ナビ」代表、「社会調査支援機構チキラボ」所長。著書に、『ウェブ炎上——ネット群集の暴走と可能性』(ちくま新書)、『いじめを生む教室』(PHP新書)など多数。

浜田敬子(ジャーナリスト/前Business Insider Japan統括編集長/AERA元編集長)
 1989年に朝日新聞社に入社。2014年からAERA編集長。2017年3月末に朝日新聞社を退社後、世界12カ国で展開する経済オンラインメディアBusiness Insiderの日本版を統括編集長として立ち上げる。2020年末に退任し、フリーランスのジャーナリストに。2022年8月に一般社団法人デジタル・ジャーナリスト育成機構を設立。2022年度ソーシャルジャーナリスト賞受賞。

【オープニングJazz Live】
二見勇気(ピアニスト)
 埼玉県生まれ。ニューイングランド音楽院(学士)、インディアナ大学Jacobs School of Music(修士)。国内では浅草ジャズ、神戸ネクストジャズ、横浜ジャズプロムナード等で、国外ではBucharest International Competition、Jack Rudin Jazz Competition等でそれぞれ受賞。

Zack Auslander(ギタリスト)
 南フロリダ出身。バークリー音楽大学(学士)。Toronto Jazz festival、Newport Jazz festival等を始め、世界中を舞台に活躍中。東京Blue Noteをはじめ、数々の名門ジャズクラブで演奏をする傍ら、ジャズ以外のジャンルでも多くのミュージシャンと共演を重ねている。

粟谷 巧(ベーシスト)
 北海道北見市出身。高校卒業後にプロとして活動を始める。ベニー・グリーンやバリー・ハリスの全国ツアーに起用され、2014年からは渡辺貞夫バンドのレギュラーを務めるなど、トッププレイヤーからの信頼も厚い。

【第2部イントロダクション】
谷口太規(CALL4代表/弁護士)
 弁護士・ソーシャルワーカー・アクティビスト。 2006年より公益分野を中心に弁護士活動を行う。 2015年ミシガン大学ソーシャルワーク大学院に留学し、 コミュニティ作りを学ぶ。2018年に帰国し、日本での弁護士活動を再開。2019年5月より弁護士法人東京パブリック法律事務所共同代表。社会的課題の解決を目指す公共訴訟のプラットフォームCALL4代表。

【「CALL4」について】
 2019年9月のサービス開始以降、公共訴訟を支援するクラウドファンディングと、訴訟の背景にある課題や原告の人生を伝えるコンテンツの提供を行っている。活動を通じて、より多くの人たちが司法で起きていることを知り、関心を持ち、そしてさまざまな形で参画することができる仕組み作りに尽力している。
 「結婚の自由をすべての人に」訴訟、性風俗事業者に対する持続化給付金不支給を問う「セックスワークisワーク訴訟」、最高裁で史上11件目の法令違憲判決が出された在外国民審査訴訟、入管施設内における暴行事件など、多くの訴訟について、訴訟概要やその問題背景についてのコンテンツ発信を行なっている。
 WEBサイト:https://www.call4.jp/

【主催団体「認定特定非営利活動法人CALL4」について】
 認定特定非営利活動法人CALL4は、公共訴訟を支援するウェブプラットフォーム「CALL4」の運営のために設立された営利を目的としない法人で、代表を務める弁護士谷口太規の他、多様な専門性を有するプロボノメンバーによって活動が担われている。

(2023年09月09日公開)


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