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和歌山カレー事件から21年 7月20日、和歌山カレー事件再審請求弁護団報告集会


 事件発生は1998年7月25日で、その日から21年目を迎えます。林眞澄美さんは、獄中から無実を訴え続けています。2009年4月最高裁で死刑判決が確定した後、同年7月に和歌山地裁に再審請求しました。しかし、第一次再審請求は、2017年3月棄却され、現在、大阪高裁で即時抗告審が継続しています。昨年秋以降、大阪高裁での三者協議はひらかれておりません。今年1月に、弁護側が請求した再鑑定で書面提出は終わっています。現在、再鑑定請求等に対する裁判所の判断待ちの状態です(2019年3月末)。

 また、一昨年春に提訴した、中井泉・山内博両鑑定に対する民事訴訟は、現在ラウンドテーブルが継続していますが、5月下旬までに双方の主張の提出が終わり、7月末には今後の予定が決まりそうです。

 弁護団が2つの訴訟の経過や今後の課題などを報告します。

 さらに、「ヒ素」と「鉛」のデータの読み間違いを指摘した意見書を提出した河合潤・京都大学工学研究科教授より、その内容について解説します。

●日時:2019年7月20日(土) 14時から16時半(開場13時半)

●場所:大阪弁護士会館10階 http://www.osakaben.or.jp/web/02_access/

●プログラム:

  第1部 弁護団報告
    和歌山カレー事件再審請求と民事訴訟のいま そして これから パートⅤ

  第2部 河合潤・京都大学工学研究科教授による特別講義
  「ヒ素」と「鉛」のデータの読み間違えについて

●資料代:800円

●事前申込不要

●問い合わせ先:和歌山カレー事件を考える人々の集い(担当:永井/090-1711-0710)

●講師プロフィール:
河合潤(かわい・じゅん)
1957年生まれ。東京大学工学部工業化学科卒、同大学院工学系研究科博士課程中退。東京大学生産技術研究所技官・助手、理化学研究所等を経て、現在は京都大学工学研究科材料工学専攻教授。専門は分析化学、特にX線分析。X線分析の国際誌や分析化学の国際誌のアソシエートエディターを務める。学術論文等500編以上を出版。『蛍光X線分析』(共立出版、2012年)、『量子分光化学(増補改訂版)』(アグネ技術センター、2015年)、『物理工学・化学工学を学ぶための熱・物質移動の基礎』(丸善、2005年)など著書も多数。 また、季刊刑事弁護に「鑑定不正の見抜き方」を連載(84号〜89号、92号)し、和歌山カレー事件における鑑定不正については、85号、88号、92号で指摘している。同98号には、「自白させるための虚偽鑑定——さらに見つかった和歌山カレーヒ素事件の鑑定不正」を執筆している。


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