10月25日、シンポジウム「あらためてSBS/AHT仮説を問う『医学と司法のはざまで生まれつづけるえん罪』 」を、東京で開催!


 

 SBS/AHT仮説を検証し、SBS/AHT事件における誤判・えん罪事例を正すために、SBS検証プロジェクトを設立してから8年間が経過した。この間、SBS/AHT仮説が問題となる事例において、無罪判決が相次ぎ、仮説の見直しの必要性についても認識が高まった。

 しかし、SBS/AHT仮説に対する真摯な検証は、刑事司法の中でも医学界においても行われていない。

 とくに内因性疾患により「三徴候」類似の症状を呈することについての認識は高まっておらず、「外力ありき」の発想に立った医師の意見に依拠して、この類のケースの訴追がつづいている。

 このような状況において、科学的根拠に基づく医療(Evidence-Based Medicine、EBM)の観点から、SBS/AHT問題を整理し、問題提起を行う。

◯テーマ:あらためてSBS/AHT仮説を問う「医学と司法のはざまで生まれつづけるえん罪」

◯日時:10月25日(土)13:00〜17:30(開場12:45)

◯場所:ビジョンセンター東京駅前705号室(東京都中央区八重洲1−8−17 新槇町ビル7階)
※オンライン配信はない。

◯参加費:無料(要申込)

◯申込み:こちらのフォームから。

◯プログラム:
・本シンポジウムの趣旨………笹倉香奈(刑事法学)
・基調講演「SBS/AHT問題の現在地」………エヴァン・マッシズ医師(Dr. Evan Matshes、米国法医学)
・事件報告………山内事件:高山巌(弁護士)、赤阪事件:川上博之(弁護士)、今西事件:秋田真志(弁護士)
・報告「医師に対するアンケートより」………徳永光(法学)
・対談「SBS問題の課題」………青木信彦医師(脳外科) × 秋田真志
・パネル・ディスカッション………松野彰医師(脳外科)、小保内俊雅医師(病理学)、君和田友美医師(脳外科)、司会:宇野裕明(弁護士)、川上博之

*総合司会:増井俊輔(弁護士)

◯共催:SBS検証プロジェクト、一般財団法人イノセンス・プロジェクト・ジャパン(IPJ)、IPJ学生ボランティア、龍谷大学矯正・保護総合センター、JSPS科研費JP23K01152

(2025年10月16日公開)


こちらの記事もおすすめ