
第3回のテーマは、「大川原事件『後』司法はどう変わるべきか?」。
大川原化工機えん罪事件では、誤った捜査と起訴で社長ら3名が保釈も認められないまま長期にわたり勾留された。「人質司法」を象徴するこの事件に対し、東京高裁は2025年、捜査および起訴はいずれも違法として、国と都に賠償を命じた。
大川原化工機事件を受けて、最高裁は今年1月15日、保釈の判断を適切にできるよう議論する研究会を開いた。全国の地裁・高裁の刑事裁判官約70人が参加したという。しかし、その後も、勾留・保釈の裁判実務に大きな変化はない。本当に司法は変わるのか?
本イベントでは大川原化工機事件を振り返りながら、保釈と取調べのあり方を検証する。「人質司法サバイバー」の家族たちが国会に集まり、求められる改革を社会に問いかける。
なお、2023年11月第一回イベントでは様々なサバイバーが集合し、人質司法の全体像が明らかにされた。
2025年3月の第二回イベントでは、袴田事件発生から約60年が経過した現在も続く人質司法の実態を明らかにするとともに、人質司法が日本経済に与える影響、ビジネス界からどのように見えているのかに焦点をあて、改革への道筋が示された。
◯テーマ:第3回人質司法サバイバー国会「大川原事件『後』司法はどう変わるべきか?」
◯日時:3月26日(木)12:00〜13:45(11:50開場予定)
◯場所:参議院議員会館講堂(1F)
◯参加費:無料
◯参加方法:事前の申込みが必要
◯申込み方法:こちらの参加申込みフォームから
*申込後、前日までに、議員会館への入館方法などがメールで連絡される。
◯プログラム:
【基調スピーチ】大川原化工機えん罪事件を振り返る………大川原正明社長、島田順司元取締役、故・相嶋静夫さんの長男
【トークセッション1】家族と人質司法——あなたの家族が突然逮捕されたら………故・相嶋静夫さんの長男、今西貴大さんの母、鈴木貴子衆議院議員
モデレーター:今西貴大(今西事件当事者、人質司法サバイバー)
【トークセッション2】ビジネスと人質司法——備えと対応は? 必要な制度改革は?………大川原正明(大川原化工機社長)、高田剛(弁護士)、間下直晃(ブイキューブ代表取締役社長兼グループCEO、経済同友会規制改革委員会委員長)
モデレーター:亀石倫子弁護士(イノセンス・プロジェクト・ジャパン)
【個別スピーカー】(五十音順)
浅沼智也(人質司法に終止符を!訴訟原告、人質司法サバイバー)
上田祐司(ガイアックス代表執行役社長兼取締役)
江口大和(「黙秘権」を問う国賠訴訟原告、人質司法サバイバー)
角川歴彦(角川人質司法違憲訴訟原告、人質司法サバイバー)
鴨志田祐美(弁護士、日弁連再審法改正推進室長、大崎事件第5次再審弁護団共同代表)
河津博史(弁護士、法務省これからの刑事手続に関する研究会委員)
坂口唯彦(弁護士、日本弁護士連合会前副会長)
電通プロボノ新聞広告チーム:岩下智(アートディレクター)、浦口果歩(同)、橋口幸生(コピーライター)
法制審議会新時代の刑事司法制度特別部会委員:神津里季生、周防正行、安岡崇志ほか
司会:土井香苗(ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表)、笹倉香奈(イノセンス・プロジェクト・ジャパン事務局長)
◯主催:「ひとごとじゃないよ!人質司法」プロジェクト、ヒューマン・ライツ・ウォッチ (HRW)×イノセンス・プロジェクト・ジャパン(IPJ)
(2026年03月09日公開)