
裁判員裁判において、評議は、事実認定、法令の適用、刑の量定を行う法廷に劣らず重要な場となっている。しかし、具体的にどのように進められているかは、裁判員に課せられている守秘義務などが壁となって必ずしも知られていない。また、裁判員となってから法廷に臨むまで、休廷中、判決言渡し後など、裁判官・裁判員が評議室でどのように過ごしているかも一般にはあまり知られていない。
本ンポジウムでは、裁判官が評議をどのように進めているか、どのように工夫して いるかを中心に、評議室の様子を明らかにする。
なお、裁判員経験者のインタビューで構成されている本サイトの連載「裁判員のはらの中」は、裁判員の公判に望む気持ち、公判での検察官・弁護人・裁判官に対する見方、評議の様子などが明らかにされている。
◯テーマ:シンポジウム「法廷の裏側——裁判員裁判 における評議・評議室」
◯日時:2025年11月15日(土)14:00 〜17:30
◯会場:弘前大学人文社会科学部棟4階多目的ホール
◯参加費:無料
◯プログラム:
【第1部】インタビュー「評議室の裁判官と裁判員」
 ・登壇者………古玉 正紀(宇都宮地方裁判所)、寺尾 亮(東京地方裁判所)
 ・インタビューアー………平野 潔(弘前大学)
【第2部】パネルディスカッション「裁判員裁判における評議」
 ・パネリスト………裁判員経験者、裁判官
 ・コーディネーター………飯 考行(専修大学)
◯申込み:事前申込み不要(オンライン参加の場合は必要)
 オンライン参加希望者は、下記「お問合せ先」までメールで「名前」「所属」「連絡先メールアドレス」を連絡。追ってZoom会議URLがメールで送信される。
◯主催:弘前大学人文社会科学部地域未来創生センター
◯お問合せ先:弘前大学人文社会科学部教授・平野 潔
 TEL:0172-39-3199  Email:k-hiranohirosaki-u.ac.jp
(2025年11月04日公開)