
季刊刑事弁護新人賞は今年で第23回を迎える。その他薦の締切りが6月30日(月)に迫った。この賞は2003年に創設されたもので、新人弁護士の創意工夫に満ちた弁護活動(付添人活動を含む)を顕彰することによって、質のより高い弁護実務の向上を目指すことを目的とする。今回より、刑事弁護フォーラムと現代人文社による共催となった。
11月に選考委員会を開き、最優秀賞1名(賞金10万円)、優秀賞1名(賞金5万円)を決める。受賞者のレポートは、季刊刑事弁護125号(2026年1月発行)誌上に掲載される。
第1回から第22回までの受賞作品は、こちらからすべて無料で閲覧できる。
第22回には全国から12件の応募があり、最優秀賞に竹下順子さん(72期、佐賀県弁護士会)、優秀賞に拝地旦展さん(75期、大阪弁護士会)、特別賞に松本亜土さん(74期、大阪弁護士会)がそれぞれ受賞した。
応募要領の概略は以下のとおりである(詳しくは、こちらを参照)。
──【第23回季刊刑事弁護新人賞応募要領の概要】──
[応募資格]
2025年7月31日現在で弁護士登録から5年以内の方(ただし、レポートで取り上げる事件は、登録から3年以内に受任したものであること)。
[応募方法]
・他薦の場合=候補者の氏名・連絡先・推薦理由と、推薦者の氏名・連絡先を、現代人文社「季刊刑事弁護新人賞」係まで送付。同係より候補者にレポート執筆を依頼。
・自薦の場合=自分が担当した刑事事件(起訴前・起訴後を問わず)から1つを選び、レポートにまとめて、同係へ送付。応募要領を参照。
[締切]
・他薦の場合=2025年6月30日(月)消印有効
・自薦の場合=2025年7月31日(木)消印有効
[共催]現代人文社、刑事弁護フォーラム
[協賛]株式会社TKC、刑事弁護オアシス
(2025年06月16日公開)