3月29日、「色鉛筆訴訟」から死刑を考える公開セミナーが、オンラインで開催される


 2021年2月、それまで死刑確定者にも認められていた色鉛筆の使用が、突然できなくなりました。拘置所で使える物品を定めた法務大臣訓令(2020〔令和2〕年10月改正)が変更されたためである。

 死刑確定者の奥本章寛(33歳)氏は、贖罪のために色鉛筆で絵を描き、描いた作品を絵はがきやカレンダーにして販売し、その売り上げを遺族への弁済に充ててきた。そこで、奥本氏は、2021年7月30日、色鉛筆の使用を求めて東京地裁に行政訴訟を提起した。

 なぜ彼は、色鉛筆で絵を描こうとするのか? なぜ国は、色鉛筆の使用を禁じようとするのか?

 この訴訟で代理人を務める黒原智宏弁護士(宮崎県弁護士会)が講演する。

 なお、「宮崎家族三人殺害事件と奥本章寛さんと共に生きる」会のホームページにも、裁判の経過など報告が掲載されている。

○テーマ:公開セミナー「色鉛筆訴訟」から死刑を考える

○日時:2023年3月29日(水)18:00~20:00

○開催方法:Zoomを使用したオンライン開催 

○参加費:無料

○講師:黒原智宏弁護士(宮崎県弁護士会)

○参加方法:下記URLから事前登録のうえ、参加してください。
 https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_A2Asc6naR5ikvBHb2OqWtA

○申込期限:2023年3月23日(木)

○主催:第二東京弁護士会死刑制度検討連絡協議会

○共催:日本弁護士連合会・東京弁護士会・第一東京弁護士会

○協力:特定非営利活動法人 CrimeInfo

○問い合せ先:第二東京弁護士会 人権課
       TEL:03-3581-2257

(2023年03月16日公開)


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