8月4日、「共生社会を創る愛の基金」第8回シンポジウム開催


 「共生社会を創る愛の基金」の第8回シンポジウムが、8月4日(日)、東京で開かれる。今回は、「地方再犯防止推進計画」に取り組むモデル自治体・奈良県の取組みについての報告、NPO法人「抱樸」の奥田知志さんの特別講演、“障がい者が働くこと”についての最前線の取組みについて、荻上チキさんのコーディネートのSessionが予定されている。 

 「共生社会を創る愛の基金」は、2012年3月に、村木厚子(元厚生労働事務次官)さんが、「郵便不正冤罪事件」で勾留された体験から、障がいをもつ被疑者・被告人・受刑者への支援の必要性を痛感し、その国家賠償金を社会福祉法人・南高愛隣会へ寄付し、これを基に創られた。「障がい者にとっての適正な刑事司法プロセスを保障し、社会復帰を進める仕組み」を確立し、「すべての人が年齢や性別、障がいの有無にかかわりなく、地域で一緒に暮らしたり働いていける『共生社会』」を実現するために、① 「罪に問われた障がい者」の支援に関する調査研究事業、② 「罪に問われた障がい者」を支援する先駆的な取組みや調査研究への助成事業、③ シンポジウムの開催、書籍の発行等を通じた広報・啓発活動などを展開している。

昨年の第7回シンポジウム
写真:昨年の第7回シンポジウム「『罪に問われた障がい者』の支援——ともに地域で暮らし続けるために」。「地域再犯防止推進計画の作り方」でコーディネーターつとめる村木厚子氏(右端)。2018年8月4日。日本教育会館一ツ橋ホールにて。

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○日時: 8月4日(日) 10:00~17:00(開場・受付開始:9:00)
○場所: 日本教育会館・一ツ橋ホール
〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-6-2 
道案内専用TEL 03‐3230‐2833

○要事前申込 : https://forms.gle/E7mjpLtKMNKunALn7
○定員:700名(先着順)
○申込締切: 7月29日(月)
○資料代:3,000円(学生:1,000円)
○主催:共生社会を創る愛の基金 

○プログラム
10:00 ~ はじめに:昨年度の活動報告
10:15 ~ 【報告】「動き出した『地方再犯防止推進計画』」 “モデル事業について”
横田尤孝(奈良県更生支援のあり方検討会委員長・弁護士・元最高裁判所判事)
村木厚子・堂本暁子
※再犯防止推進計画等検討会の関係省庁からも報告あり
13:30 ~ 【特別講演】奥田知志(NPO法人抱樸)
14:00 ~ 【Session】「働く2019〜障害者・困窮者・出所者の自立と地域共生〜」
荻上チキ(評論家、コーディネーター)
窪 貴志(株式会社エンカレッジ)
小田泰久(特定非営利活動法人楽笑)
新井利昌(埼玉福興株式会社)
16:15 ~ “ちょっと長めの閉会挨拶〜特別対談〜”浅野史郎×田島良昭


チラシ:http://www.airinkai.or.jp/ainokikin/8th_chirashi.pdf

(2019年07月23日公開)


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