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第9回死刑映画週間が2月15日より開幕


写真第9回死刑映画週間

 第9回死刑映画週間が、2月15日(土)から2月21日(金)まで、東京・渋谷のユーロスペースで行われる。今回は、『眠る村』、『金子文子と朴烈』、『39刑法三十九条』など合計8本が上映される。

 いずれも、死刑制度の問題点に切り込む異色の作品ばかりであるが、『眠る村』は、一審無罪から逆転有罪・死刑判決となった「名張ぶどう酒事件」のドキュメンタリー映画である。

 「名張ぶどう酒事件」は、1961年3月に三重県名張市の奈良県との県境にある村で起こった、ぶどう酒に混入された農薬により村人5人が死亡し、12人が入院した事件である。弁護団は、「自白」など有罪証拠の矛盾点を指摘つづけ、10次におよぶ再審請求を行っているが、いまだ再審開始になっていない。再審請求中の2015年10月、再審請求人の奥西勝さんは病気で亡くなった。

 『眠る村』は、死刑制度の残酷性と、なぜ冤罪が起きるか—裁判の問題点などもじっくりあじわうことができる。上映が少ない作品だけに、この機会に是非ご鑑賞ください(なお、本作品の監督である齊藤潤一氏のインタビュー記事もご覧ください)。

(2020年2月5日公開)

(2020年02月05日公開) 


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