12月6日、村山浩昭元裁判官が、袴田事件と再審法改正をテーマに、青山学院大学で講演


 

 再審・えん罪事件全国連絡会は、12月6日、村山浩昭元裁判官の講演会を開催する。

 村山元裁判官は2014年、袴田事件で再審開始の決定を判断した。同時に「これ以上の身柄拘束は、耐え難いほど正義に反する」として、袴田巖さんの死刑執行を停止した。退官後は弁護士として活動するとともに、冤罪が早期に救済される道を整えたいと、再審法改正の実現に向けて活動している。さらに、法制審議会―刑事法(再審関係)部会の委員として、再審法改正に消極的な委員を相手に奮闘している(法制審の審議内容は、鴨志田佑美弁護士による連載が詳しい)。

 再審・えん罪事件全国連絡会は、1973年4月、えん罪で苦しむ人々を救うことを目的として、作家松本清張氏、佐野洋氏、評論家の青地晨氏等の呼びかけで結成された。以来、「無実の人は無罪に!」をスローガンに、えん罪事件の真相を広め、裁判支援、在獄者の処遇改善運動などを進めている。現在の代表委員(五十音順)は、白取祐司(北海道大学名誉教授、弁護士)、新倉修(青山学院大学名誉教授、弁護士)、伊賀カズミ(日本国民救援会会長)である。

◯テーマ:講演「袴田事件から再審法改正の実現を(仮)」………村山浩昭(袴田事件再審決定裁判官、弁護士)

◯日時:2025年12月6日(土)14:00〜17:00

◯場所:青山学院大学(東京・渋谷)10号館23会議室。定員150名。Zoom有り(定員100名)。

◯参加方法:どなたでも参加可・要事前申込み

◯申込み:こちらから申込む。

◯主催:再審・えん罪事件全国連絡会

◯問合せ先:FAX、メール(いずれもなければ電話も可)
 FAX:03-5842-5840 メール:jiken@kyuenkai.org
 電話:03-5842-5842

(2025年11月25日公開)


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