5月29日、第14回刑事法学フォーラム/「無期刑受刑者の仮釈放の現状と課題〜拘禁刑時代に仮釈放のない丸特無期受刑者をどう処遇するのか?」を、甲南大学で開催


 

 第14回刑事法学フォーラムは、刑法学会前日の5月29日(金)18時より、甲南大学で開催される。今回のテーマは、近年、終身化や高齢化が問題となっている「無期刑受刑者の仮釈放」である。

 2026年1月、法務省の発表した無期刑の執行状況および仮釈放の運用状況のデータ(2024年末)によれば、無期刑の受刑者は1650人、新受刑者は11人、新仮釈放者は1人そして死亡者は32人である。

 今回は、2025年6月から施行された「新たな自由刑(拘禁刑)の時代」を踏まえ、1998年「丸特無期通達」に始まる厳罰主義の負の遺産を抱えた日本行刑の現状と課題を考える。

 報告者は、英国留学経験のある若手の仮釈放研究者、コメンテーターに情報公開や聴取調査の手法を用いている気鋭のジャーナリストで、ホットな議論が期待される。

 刑事法学フォーラム(共同代表:石塚伸一、松宮孝明、水谷規男)は、刑事法に関心を持つ研究者および実務家が集まり、共に学び、自由闊達に議論する場である。

◯テーマ:「無期刑受刑者の仮釈放の現状と課題〜拘禁刑時代に仮釈放のない丸特無期受刑者をどう処遇するのか?」
◯日時:2026年5月29日(金)18:00〜20:30

◯場所:甲南大学岡本キャンパス5号館5−11教室

◯プログラム:
・基調報告………戸田彩織(一橋大学法学研究科講師)
・指定討論………木原育子(東京新聞社会部デスク)、一宮俊介(弁護士ドットコムニュース記者)

◯チラシのPDFはこちら

◯主催:刑事法学フォーラム

◯問合せ先:一般社団法人刑事司法未来
 メール:info@cjf.jp 電話:03-3472-3396

◯参考資料:法務省「無期刑の執行状況及び無期受刑者に係る仮釈放の運用状況について」(2026年1月)

◯登壇者略歴:
戸田彩織(一橋大学法学研究科講師)
 2025年、一橋大学法学研究科博士後期課程修了、博士(法学)「無期刑受刑者の仮釈放」。主な著作に「仮釈放判断における社会感情の是認をめぐる問題」(刑事立法研究会編『新時代の刑事拘禁法・処遇法:石塚伸一先生・赤池一将先生古稀祝賀論文集』(現代人文社、2025年)、「拘禁刑時代の施設内処遇(14)拘禁刑時代の仮釈放運用と施設内の行状」(法律時報98巻1号〔2026年〕)などがある。

木原育子(東京新聞社会部記者)
 社会福祉士、精神保健福祉士。特別報道部では福祉や精神医療の問題を中心に取材。アイヌ民族の差別問題でメディア・アンビシャス大賞受賞。著書『服罪——無期懲役判決を受けたある男の記録』(論創社、2024年)で日隅一雄・情報流通促進賞受賞。

一宮俊介(弁護士ドットコムニュース編集部記者)
 宮崎県生まれ、熊本大学法学部卒。毎日新聞記者を経て2024年2月より現職。少年事件、受刑者、警察・検察・裁判所・メディアの問題などを取材。

(2026年05月18日公開)


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