3月19日、えん罪救済センターが、えん罪を考える国際シンポジウムを開催


 3月3日、名古屋高裁(鹿野伸二裁判長)は、名張毒ぶどう酒事件の再審を認めない決定をした。この決定に対して、市民団体が抗議声明を出している。名張毒ぶどう酒事件のほかに、袴田事件、大崎事件、日野町事件など再審請求中の事件は多数あり、日本におけるえん罪救済は十分とはいえない。

 こうした中、えん罪救済センターと台湾イノセンス・プロジェクトは、刑事司法における新たな課題をえん罪救済の視点から考える国際シンポジウムをオンラインで開催する。

○日本×台湾 共同シンポジウム
 日台の刑事司法における新たな課題を考える──えん罪救済の視点から

○日時:2022年3月19日(土)14:15〜18:00(日本時間)

○方法:Zoomウェビナーによるオンライン開催

○プログラム:
・開会の挨拶
  李茂生教授(台湾イノセンス・プロジェクト理事長)
  稲葉光行立命館大学教授(えん罪救済センター代表)
・第1部……証拠の保管について
  報告者:李榮耕教授(国立台北大学法学部)
      徳永光獨協大学教授(えん罪救済センター運営委員)
  司 会:羅秉成氏(台湾無任所大臣)
・第2部……司法面接について
  報告者:金孟華准教授(国立陽明交通大学科技法学部)
      伊藤睦京都女子大学教授(えん罪救済センター運営委員)
  司 会:趙儀珊准教授(国立台湾大学心理系)
・第3部……記念講演 櫻井昌司氏(布川事件元被告人)


○申込み方法:要事前登録。
 以下ををクリックして、登録する。
  https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_V4y50-lXSr6gG5SY9Jowqg
 登録後、登録完了+参加用URLに関するメールが送信される。

○通訳:日本語×中国語の逐次通訳あり

○主催:台灣冤獄平反協會Taiwan Innocence Project 、えん罪救済センター Innocence Project Japan

○共催:立命館大学人間科学研究所「えん罪救済センタープロジェクト」

○お問合せ・ご連絡先(受付時間9:00〜17:30、土日祝日を除く):
 メールアドレス ipj2015@outlook.com
 電話 090-2101-0931、Fax 075-466-3362

(2022年03月08日公開)


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