人質司法を解体するための３つの方策

１　はじめに 　日本の刑事司法の「岩盤」である人質司法を打破することは、刑事弁護にたずさわる弁護士の多年にわたる悲願である。冤罪が明らかになる度に、冤罪の温床である人質司法が非難されてきた。 […]

下村幸雄（しもむら・さちお）

法廷技術を磨く場を提供して10年（下）

TATAの成果と裁判員裁判の変容 ──TATA創立から10年が経ち、研修を受けて、多くの人が巣立っていったと思います。TATAの成果を実感として、どう考えていますか。 高野　10年間で、[…]

高野 隆（たかの・たかし）

法廷技術を磨く場を提供して10年（中）

日本の裁判に変化はあったか ──TATAの10年間の活動によって、法廷技術を身につけた弁護人が、今、法廷で活躍していると思います。実感として、裁判に大きな変化があったと考えていますか。 […]

高野 隆（たかの・たかし）

法廷技術を磨く場を提供して10年（上）

法廷技術への関心 ──TATA（東京法廷技術アカデミー）を立ち上げて((一般社団法人東京法廷技術アカデミーの設立は2013年８月１日。))、10年が経ちました。設立の辞には、「本校はわが国の法[…]

高野 隆（たかの・たかし）

きみは、人質司法の本当のおそろしさを知らない（下）

人質司法とは何か

　（上）と（中）で、身体拘束された被疑者・被告人がどのような心理状態に陥るかを見てきました。（下）では、前回までの内容を踏まえて、人質司法を成り立たせている要素を考えます。また、人質司法の各構成要素[…]

江口大和（えぐち・やまと）

きみは、人質司法の本当のおそろしさを知らない（中）

被疑者の心理学（後編）

　前回に続き、「人質司法に巻き込まれた被疑者・被告人はどのような心理状態に陥るのか」について、逮捕・勾留中につけていたメモをもとに、時系列で解説します。今回は、起訴されて以降の期間を扱います。起訴後[…]

江口大和（えぐち・やまと）

きみは、人質司法の本当のおそろしさを知らない（上）

被疑者の心理学（前編）

１　連載にあたって 　私は、2018年10月15日、犯人隠避教唆の容疑で横浜地検特別刑事部に逮捕され、同罪で起訴後、翌年６月21日まで勾留された。 　逮捕後の取調べの冒頭で、容疑を否認す[…]

江口大和（えぐち・やまと）

2,000億企業の創業者が体験した「人質司法」

【後編】

本動画は、ヒューマン・ライツ・ウォッチとイノセンス・プロジェクト・ジャパンの共催「刑事司法に関する共同キャンペーン／第１回シンポジウム　人質司法を考える」（2023年６月30日）を編集したものである[…]

山岸 忍（やまぎし・しのぶ）、中村和洋（なかむら・かずひろ）、西 愛礼（にし・よしゆき）、秋田真志（あきた・まさし）、亀石倫子（かめいし・みちこ）

2,000億企業の創業者が体験した「人質司法」

【前編】

本動画は、ヒューマン・ライツ・ウォッチとイノセンス・プロジェクト・ジャパンの共催「刑事司法に関する共同キャンペーン／第１回シンポジウム　人質司法を考える」（2023年６月30日）を編集したものである[…]

山岸 忍（やまぎし・しのぶ）、中村和洋（なかむら・かずひろ）、西 愛礼（にし・よしゆき）、秋田真志（あきた・まさし）、亀石倫子（かめいし・みちこ）

弁護士から人権活動家へ

「人権もすごいよ」と誇れる日本に！

多くの人を巻き込み、世論を動かす ──　今回インタビューをするにあたり、土井さんの著書『巻き込む力』（小学館、2011年）を読ませていただきました。親の「女性が社会で生きていくには資格を持たな[…]

土井香苗（どい・かなえ）